桂　あや　Katsura Aya

大学生の頃のわたしは編集職への就職を目指したものの、準備も考えも中途半端で放浪し、不採用通知を見るたびに落ち込み、就活なんて意味不明で辛くて大嫌いでした。適性を見出して唯一内定をくれた現代書林には感謝してもしきれませんが、どうやら採用した側も結構苦労していて、「やっと適任者が見つかった！」と喜んだらしいです。

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経理担当として採用されてから、いつの間にか「向いていそうだからやってみない？」と採用にも関わることになり、勉強会や人事交流会に参加して、「働くとは何なのか？」などと一丁前に考えるようになりました。

この問いへの、今の自分なりの答えは「新しい自分を見つけ、なりたい自分になるためのもの」です。カッコよく言えば自己実現とも言えるかもしれません。

例えばわたしが……​​

やってみたら意外と、いろんな学生さんの話を聞くのが純粋に好きだったように。

やってみたら意外と、話している相手の心を分析するのが得意だったように。

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「なりたい自分になるため」の仕事だとしたら、それを選ぶ就活も、同じように「なりたい自分になるため」にしたら良いと思うのです。

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​​そこで……現代書林の人事としての使命はもちろん「自社に合う人材を採用すること」ですが、個人的な使命も持ってみることにしました。

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「自分が関われるところだけでも就活を変える」

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​自分が苦しめられた「就活」に加担してたまるか！

面接って、自分の弱みを隠して、盛って、すごい人を演じて、アピールする場じゃないんだ！もしそれで合格して入社して、後悔するようなことになったら大損なんだ！答えに困ったら「ちょっと考えていいですか？」って普通に言っていいんだ！相手の説明が分からなければ聞き返していいんだ！社会人になってからもそれが普通なんだ！と伝えたい！何なら過去の自分にも伝えたい！

今のわたしがなりたいのは、こんな採用担当です。

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よく考えたら、仕事を自由に選べる社会ってすごいじゃないですか。

どうか自己実現まで視野に入れた、自分の良さが輝く仕事選びをしてもらえたら嬉しいです。

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人事面談、一次面接でお話しするのはわたしです。

これを読んで「なんだ、相手も普通の人じゃん」と思って、力を抜いて来ていただけたら、それも本当に嬉しいです。

​それでは、お会いできるのを楽しみにしております！